子適衛。冉有僕。子曰、庶矣哉。冉有曰、既庶矣。又何加焉。曰、富之。曰、既富矣。又何加焉。曰、教之。
子、衛に適く。冉有僕たり。子曰く、庶きかな。冉有曰く、既に庶し。又何をか加へん。曰く、これを富まさん。曰く、既に富めり。又何をか加へん。曰く、これを教へん。
先生が衛の国へ行った。冉有が御者であった。先生曰く、
「大勢だな」
冉有曰く、
「既に大勢です。さらに何を加えるとよいでしょう」
(孔子)曰く、
「これを富ませよう」
(冉有)曰く、
「既に富みました。さらに何を加えたらよいでしょう」
(孔子)曰く、
「これを教育しよう」