論語 : 為政 第二・三

子曰、道之以政、斉之以刑、民免而無恥。道之以徳、斉之以礼、有恥且格。

子曰く、これを道くに政を以てし、これを斉ふるに刑を以てすれば、民免れて恥なし。これを道くに徳を以てし、これを斉ふるに礼を以てすれば、恥ありて且つ格し。

先生曰く、
「政治権力で導き、刑罰で統制すると、人民は、刑罰さえ免れることができれば、何をしても恥ずかしいと思わなくなる。道徳で導き、礼で統制すると、羞恥心を持ち、その上に正しくなる」