論語 : 子罕 第九・八

子曰、吾有知乎哉、無知也。有鄙夫、問於我、空空如也。我叩其両端而竭焉。

子曰く、吾知ること有らんや、知ることなきなり。鄙夫あり、我に問ふ、空空如たり。我その両端を叩いて竭くす。

先生曰く、
「私は物知りだろうか、物知りではない。(仮に、)つまらない男がいて、私に質問する、(それが)愚直である(としよう)。私は、そのすみからすみまで聞き取って、十分に答えるだけだ」